パーソナルコンピュータがうちにきたのは、学生のときだった。それまでは、ワープロにずいぶんお世話になった。冊子をつくるようなときは、出力した文章を切り貼りして、印刷機にかける。文字列は行儀よくなったものの、行程のひとつひとつが手作業の連続で、アバウトな仕上がりになっていたものだ。
うちにきたのはA社のパソコン。初めての買い物だから、特にこだわりもなく迎え入れたのではないかと思う。その頃は何でもできるようでいて何に使うのかよくわからず、取り立てて必要ともしていなかった。だからこんなものが世の中に広く受け入れられるとは露とも思わなかった。インターネットにつながったときも、ここまで普及するとは、知る由もなし。
その後学生生活を送る上で必要な場面に何度も出くわし、いい加減パーソナルなコンピュータを購入した。それはM社のもの。周囲の状況や金額的な面などから、妥当な選択だったと思う。道具として考えても、付加価値はあまり意味をなさない。買い換えもして、今まで申し分なく使ってきた。ひそかに品はないよなぁと思いながら。そしてここにきて、新たな環境を手に入れる。満を持して、といえるかもしれない。環境を変えることに、結構思い切った。再びA社のパソコンと出会う。
慣れもあるだろうけど、不満がないとはいえない。それでも買い物としては、満足のいくもの。所有欲を満たしてくれる。どうか末永く、サポートしてもらいたい。