今年一年も、さまざまなことが起きた。うれしいことも悲しいことも、残念なことも数限りない。悔しくて社会に失望感を抱いても、やはり生きて未来を授かっていることが、幸せに思う。そして果たすべき使命があるんじゃないかと、勇気づけられる。
大晦日にはうっすらと雪が積もった。都会に住んでいると、お正月やゴールデンウィーク、お盆など年に数日、街がひっそりするのを味わえる。土地のもつ容量をはるかに超えた社会を載せる都市が静まるとき、非日常の貴重な時間を得られたような新鮮な気持ちと、郷愁に似た、でも孤独な存在感を覚える。今日は雪もあって、なおさら。
おだやかに、マイペースに。誰も無理を強いられない、希望をもって朝が迎えられて、伸びやかに空を仰ぐことができる、ゆったりとした時間が流れることを願って、年を越したい。