今朝起きてみると、食卓の上にクモがいた。この家には網を張るものや這い回るものなど、種類も様々、大きさもいろいろなクモがいる。これは網を張ってえさが引っかかるのをひたすら待っている、黄色と黒の派手なやつ。
地面や柱を這っているクモは、仕事場の床を掃いていると、脱け殻が落ちている。みんなとてもきれいに脱ぎ落としているから不思議だ。本などをひょいと取り上げると、その裏に張り付いていたりするから時どき驚く。何も悪さをしないのはわかっていても、その容姿はちょっと物々しい。
網を張るクモは、窓の外側だけでは飽き足らないのか、一晩たつと室内の天井から机にかけて、大々的に展開しているときもある。普段は窓の内側からのぞきこんで、巣を張る作業を見守ってみたり、雨風が強いときにはどうしているんだろうと観察することもあるが、こうなるとさすがに巣を取り払わざるを得ない。
そんな彼らも、寒くなってめっきり見なくなった。春がくるのをどこかで待っているのだろう。そんな中、一人ぽつんと天井に巣を張り、待ちつづけていたクモが、落ちていた。それはまるで脱け殻のよう。すっかりしぼんでいる。
寒い冬は、まだもう少しつづく。